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岩手県の業種別の薬剤師数 岩手県の薬剤師数は2,232人。人口10万人に対する薬剤師数は全国平均の226人よりも52.2人少なくい173.8人と薬剤師がやや不足している状況といえます。
岩手県内には病院91件、薬局586件、診療所904件があり、それぞれの職場で働く薬剤師数は病院勤務が422人、薬局勤務が1,351人、診療所勤務が42人。岩手県で働く薬剤師2,232人のうち、18.9 ％が病院、60.5 ％が薬局、1.9 ％が診療所となっており、薬剤師の6割が薬局に勤務しています。

人口10万人に対する薬局数は全国平均44.65軒に対し45.01軒となっており、全国平均を上回っていますが、訪問薬局数は429軒で、人口10万人に対する訪問薬局数は全国平均37.64軒に対し33.53軒と、こちらは全国平均を下回っています。 薬剤師の人数が少ないため、勤務先が豊富にあるといえます。

岩手県で働く薬剤師の平均年収は全国平均の515万円よりも227.1万円も高く742.1万円で全国第1位です。
また、岩手県の病院・診療所、薬局・医療施設で働く薬剤師の平均年齢は46.4歳。全国の平均年齢45.3歳と比較すると、やや高くなっております。

岩手県の特徴として薬局を利用する患者さんに対して、様々な試みをしています。
例えば、岩手県薬剤師会が運営している「くすりの情報センター」では、県内各地で「薬剤師出前講座」を開き、知識の普及に取り組んでいます。
また、岩手県では人口の7割強が内陸部の北上盆地に集中しているため、病院・クリニックといった医療機関も内陸部に多く、薬局グループは盛岡・奥州・北上・花巻等の主要人気エリアを中心にドミナント展開しているといったスタイルが目立ちます。

参照：「平成26年（2014年）医師・歯科医師・薬剤師調査」、「賃金構造基本統計調査」、「きまって支給する現金給与額×12ヶ月＋年間賞与その他特別給与額」